Un Français sent 〜 フランスの匂い 〜3

【 休日は本当に休日 】
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パリに到着して二日目、前日の旅の疲れもあってか、朝少し、遅めの起床。
私達が滞在しているホテル『ミレニアムオペラ』は、「オぺラガルニエ」にほど近く、観光するにも、お買い物をするにもとても便利。
部屋の窓から見える景色は、私が長く想い描いていた「パリ」そのもので、
旅の思い出の中でも忘れられない景色となっています。
1階のレストランで朝食をとりながら、一日の予定を考える。
出発前にお友達から聞いていた、
「パリの日曜は、どこのお店もお休みだよ。」
という事を考えると、「ギャラリーラファイエット」へ行きたい気持ちを押さえきれないものの、その情報を信じて、美術館へ行くことにする。
「ルーブル美術館」と「オランジュリー美術館」へ名画をゆっくり時間をかけて見に行こうと思う。
朝食を終え、一旦着替えのため、部屋に戻る。
日本から持参したガイドブックの地図のページを破りとり、バッグに入れる。
いざ、出発!
パリの地理感を養おうと、歩いてルーブル美術館を目指した私達。
初めてみる街並み、歴史の重みを感じる建物に、
「ああ、パリにきたんだなぁ。」
しみじみと実感。
歩き出して、数分、観光名所の一つである『オペラガルニエ』に到着、よく晴れた青空に、建物の白がよく映えて目の前の景色がまるで絵画のよう。屋根の上で可憐に輝く金色の天使も、空の青さに目を細めているようで。
それにしても、街のどこのお店を見渡してもお休みで開いていない。
聞くところによると、パリのデパート『ギャラリーラファイエット』と『プランタン』も今日はお休みとのこと。
日本なら、一番デパートが忙しい日なのに!早速感じる文化の違い。
お友達の『休日は、本当に休日』という情報は本当でした。

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オペラガルニエ


【 世界で一番の美女に会いに。 】
『オペラガルニエ』からオペラ通りをまっすぐ歩いて行くと、突き当たりにルーヴル美術館があります。
世界一の美女『モナリザ』が眠る世界で最も有名な美術館の一つ。
日曜で、街中のお店がお休みのせいか、午前中の早い時間というのにたくさんの人がいました。
リヴォリ通りに面して長く続く建物の壁の途中、お城の門のような所をくぐり抜けると、美術館のメイン入り口、ガラスの巨大ピラミッドが出迎えてくれます。
私たちもピラミッドの前に列を作っている人たちと一緒に、順番を待ちました。
エレベーターに乗って地下へ降りると、受付ホールに到着、
チケットを買って、いよいよ、『モナリザ』とご対面です。
とにかく膨大な数の美術品が所蔵されているため、ゆっくり全てを見ようと思ったら、1日では見終わらないということで、あらかじめ、見たい作品をピックアップしておいた私たち、『ナポレオン1世の戴冠式』や、『民衆を導く自由の女神』など、美術に詳しくない人でも、きっとどこかで見た事があろう名画が次々に現れて、大興奮。
『モナリザ』が飾られている間には入場規制があるため、私たちは胸を躍らせて、順番を待った。
そして、『モナリザ』に会えました。世界一の美女は、静かに微笑みを浮かべた表情で、じっと見に来た人々を見つめていましたが、その瞳には強い生命力を宿していて、
私は、
「生きているのかもしれない。」
と少しだけ怖くなりました。夜中に一人で、歩いて、ルーヴル美術館の作品を見て回っているのかもしれないと思えるほど、エネルギーを強く放っていました。
一緒に行った母も、同じ気持ちになったようで、
「近くで見たら?」
という私に
「なんか絵の中に吸い込まれそうだから、ここでいい。」
と遠くから見ていたくらい。
名画といわれる作品は、きっと元々すばらしい作品であるのに加えて、その絵を見たいと思う人々の想いや、見る人間の気を得て、さらに強いエネルギーを蓄えて行く。
そして、そのエネルギーが、見る人の心を動かし、「名画」といわれる作品になるのではないかしら?と思いました。
美術館を堪能し外へ出ようとした時、前に並んでいた人が、口笛でCOLDPLAYの『VIVALA VIDA』を吹いていて、その歌が大好きな私は鼻歌でそっとハモったら、
彼はにっこり笑い、頷いて、その時に言葉はなかったけれど、
「君もこの曲すきなんだね!」
と言っているように思えて、言葉が通じない遠い外国で、同じ気持ちを分け合える、音楽って素晴らしいと、ここでもまた一つ芸術の素晴らしさに感動しました。
話はそれてしまいましたが、そんなエピソードも携え、私たちはルーブル美術館を後にしました。

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ルーブル美術館
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by nanayecao | 2009-03-05 22:21 |
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