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年下の彼

私には小学生の男の子のお友達がいます。
名前はよしきくん。
今の住まいに引っ越して来てから、できたお友達なのですが、
なぜ仲良しになったかは思い出せません。

同じマンションに住んでいるのですが、
行動パターンが合うのか結構な頻度で会います。
いつかマンションの下で、彼がお友達といるところに出くわしたとき、
「こんにちは!」
とご挨拶をしてお友達が
「この人誰?」
と私を聞いた時、
「一階に住んでる友達。」
と彼が紹介をしてくれたので、その時からお友達なのでしょう。

この間は私が地下鉄の駅に向かう途中、後ろから
「おねえさん!何処いくの?」
というので、
「地下鉄の駅だよ」
と答えると
「僕は塾だから一緒に行こう!」
ということになり、なぜか地下鉄までの道のりを一緒にしました。

さらに先週、ゴミ出しの日で私がワインの空きビンを捨てに行こうとして、
地面に落として割ってしまった瞬間、私が
「ああ。」
といったら背後から彼が
「割っちゃったの?」
と言って現れました。
「チッ!」
と私がいったら、彼も
「チッ!」
よしきくんのお母さん、悪い言葉をいってしまいごめんなさいと思いながら、
一緒にマンションへ帰りました。

そんな彼ですが、先日我が家のインターホンが鳴りました。
扉を開けるとよしきくん。
「お友達と遊んでて、塾にいかなくちゃいけないんだけど、家に帰ったら鍵がかかってて。
塾の荷物をとりにいかなくちゃいけないんだけど、どうしたらいいかわからなくて。」
と途方に暮れて家に来たのでした。
とりあえず家にあげて、家にお姉さんが帰ってるかもしれないから電話をしようということになり、
電話をした所、お姉さんが鍵をかけてお昼寝をしてしまったそうで、
無事連絡がつき、事なきをえて、彼は塾へいきました。

そして先ほど、お母さんとよしきくんが二人でお礼をいいに来てくれました。
おいしいパンを持って!
「この子から、今聞いたんですよ!」
とお母さんがおっしゃっていましたが、わざわざ来て下さってこちらが恐縮してしまった。
「お友達だから、別にいいですよ。」
と言うと、
「そうはいっても、私がお仕事をしていて、帰るのが遅いので、何かあったときこういう方がいてくださると助かります。」
とおっしゃるので、
「私も外出をしていることが多いのですが、居るときはいつでもおっしゃってください。」
と話をしている私とお母さんに彼は
「一緒に遊びたい!」
と無邪気に笑っていました。
よしきくんはほんとに天真爛漫で今時珍しいくらい素直な子供らしい、子供です。
このまま大きくなってほしいなぁとよその子ながら思ってしまう。
でも彼にとって、私は完全にただの友達!
お母さんにこの間の
「チッ!」
を謝ろうかなぁと思いつつ、そのままおやすみなさいとさよならしてしまった。
お母さんごめんなさい。。。と心の中でつぶやいた私。
彼は、私のお友達の中で最も年齢の離れたお友達です!


年下の彼_f0175616_029168.jpg

そんなよしきくんがくれた手紙。
今は小学生だけど、いつまでお友達だと思ってくれるかな。
中学生になったら、きっと声をかえても知らん顔するんだろうなぁ。
by nanayecao | 2009-12-24 00:28
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