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台湾ノスタルジー(その2)

二日目。
二日目は少し遅い朝食をホテルでいただき、
台北の中心から少しはなれた場所にある「国立故宮博物院」へ行きました。

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その昔戦争時に中華民国政府が台湾へと撤退する際に
故宮博物院から精選した美術品を運び出し展示したのがこの美術館の始まりで
清朝の貴重な美術品が所蔵されている博物館です。
世界四大博物館の一つだけあり、
たくさんの人が訪れていました。
素晴らしい美術品の中でも私がひかれたのは、
象牙でつくられた美しく繊細な作品と
日本画に良く似た雰囲気を持つ色々な花を描いた掛け軸や絵画でした。
なぜだか、私はアジアとヨーロッパの文化が交じり合っているものに
惹かれるようで、
マレーシアのマラッカで見たニョニャ文化や、
昔ポルトガル領土だった頃に訪れたマカオの町並み等、
そういうものに触れるたび、
懐かしいような、胸がすくような思いがします。

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博物館を後にして、かの有名な「鼎泰豊(ディンタイフォン)」へ向かうべく
永康街へ移動。

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ニューヨークタイムズ紙が選ぶ「世界の10大レストラン」の一つに選ばれた
ディンタイフォンは小籠包が有名な上海料理レストラン。
小籠包が大好きな私はとても楽しみにしていました。
さすがに人気のお店、待ち時間は約1時間。
その間に近くのお店を見てまわったり、
カキ氷のお店に寄ったりして待っていました。

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カキ氷屋さん

小籠包だけではすこし物足りないという私達、
妹の提案で、ディンタイフォンのすぐ側にある
「度小月(ドゥシャオユィエ)」の美味しい麺をいただく。
小さなどんぶりににお盛られたあっさりしたスープと名物の肉味噌の麺は
ちょうど良い加減の量で、また食べたいなぁと思う麺でした。



台湾へ行ったらぜひ訪れてみたいと思っていたお店に
「回留」があります。
オーガニックレストランと茶芸館をあわせたようなお店で、
店構えも店内も、自然な雰囲気でとても素敵な場所。
今回はお腹がいっぱいだったのでお食事はいただけませんでしたが、
お茶の本場で美味しいお茶をいただいてきました。

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この界隈はオランダの植民地時代の名残か、
アジアとヨーロッパが混ざりあったような町並みで
古いながらも素敵な建物を目にすることができます。
アパートの窓枠や、門の鉄格子、
ちょっとだけパリの街を思わせるような建物が
アジア特有の雑多な感じでひしめきあって立ち並んでいます。
公園を通り抜けようとしたとき、バイオリン弾きのおじさんに出逢い、
その音色と、街の雰囲気がマッチして
まだ行ったことはないけれど遠いポルトガルの街にいるような気持ちになりました。
この街の雰囲気、私はとても好きだなぁ。

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ホテルに戻り、夕食までの時間を過ごす。
この日の夕食は昨日偶然みつけた、ホテルから歩いてすぐの
海鮮レストランにいくことにした。
娘達3人から、海鮮が大好きな母に少し早い「母の日のプレゼント」。
下調べをしていなかったにも関わらず、
本当に美味しくて新鮮な海鮮料理がいただける
地元の人たちでにぎわっているお店。
台湾の地元の人たちの生活にちょっとだけ参加させてもらえた気がして、
楽しい夜をすごすことが出来ました。
by nanayecao | 2011-05-08 14:26 |
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